【ULTRA CUB×nishikekeブログ後半】
みなさまこんにちは。ULTRA CUBのドラムの稲毛です。
いよいよナノボロフェスタが今週末24日、25日に迫ってまいりました。装飾準備も始まり、いよいよ本番が近づいてきたワクワクで胸いっぱいです。そして、ULTRA CUB×nishikekeブログも後半戦となりました。
前回はこちらから。
今回は、ULTRA CUBでベースをサポートしてくれている、しみず(YOOKs/Gue/オッケーオールライト) の家で曲制作を行いました。その様子を時系列で追っていきたいと思います。(噂の曲の片鱗がこのブログの最後に貼り付けてあるので、最後まで読んで聴いてくださいね!)
--8月某日
23:30
集合時間を30分ほど遅れて稲毛がしみずの家に到着。
《稲毛》 お疲れー。今日はありがとう。よろしくね。
《しみず》 おすー。
その時しみずは自身のバンド*YOOKsの楽曲を制作していた。
これはとてもいい曲だ。などと会話をする。
*YOOKs:ULTRA CUBのサポートベーシストしみずがベースを弾くバンド。お洒落なポップス。しみずのベースのテクニックが際立ちます。綺麗に跳ねます。
0:00
バイトを終えたカーミが到着。
《カーミ》 うい。お疲れー。
《稲毛・しみず》 お疲れー。じゃあやろっか。
ニシケケさんはスカイプでの参加で楽曲制作が始まる。
《ニシケケ》よろしくお願いしますー。
ニシケケさんが送ってくれたデモはドラムも打ち込んであり、完成形が見えていたので、カーミ作曲「BORO BORO」の制作に着手する。
カーミの作曲スタイルは*MTRでの録音だ。そのためアナログなクリックとカーミの裏声によるデモはなんとも言えない哀愁がある。
《カーミ》まずはドラムからかな。
《稲毛》おっけー。
*MTR:マルチトラックレコーダー。とてもシンプルなレコーディング機器。
0:20
稲毛が打ち込みを開始する。
余談だがあらかじめ半分ほど打ち込んだデータがあるのを忘れて1から打ち込んでいた。阿呆である。
《稲毛》結構カーミあるあるのリズムだからちょっと変化つけたいんだよね。
《カーミ》確かに。
《しみず》そのリズムでも別に悪くないよ。でも俺この曲聴いた時、ドレスコーズのLolita 思い浮かんだんだよねー。
《カーミ》あー!
《稲毛》聞くわ!
《しみず》ロックンロールって感じ。
《稲毛》確かに!シンプルでかっこいいな。いい感じ!
《しみず》この回しはタムでドドタドコドコドンタッってのどう?
《稲毛》あー!わかった。TOKIOの*LOVE YOU ONLYだな。あのフレーズは
めちゃくちゃあがる!
《しみず》うん、まあそれはわからんけど。
LOVE YOU ONLY:ご存知ジャニーズのバンドTOKIOの初期の名曲。カラオケでこれを誰かが唄うと無条件にぶち上る。稲毛には似合わない。
0:50
黙々と打ち込みを続ける稲毛。パソコンを占領しているため、2人は家でやることがなく、部屋中を歩き回り、*クラッシュバンディクーをヘッドホンによる臨場感と共に楽しんでいた。
《稲毛》これめっちゃいい曲になりそうだね。
《ニシケケ》うんうん!わたし的にはGOING UNDER GROUNDのトワイライトとかイメージできてすごく良い!
《カーミ》なるほど!
《ニシケケ》やっぱカーミすごいな。
《カーミ》あざす!
《しみず》稲毛よくそんな淡々と打ち込めるね。
《稲毛》楽譜書いたりはしてるからここに音があるよなってのはわかるかなあ。
《しみず》俺はすぐ切り貼りして少し修正するの繰り返しかな。
《稲毛》そうなんだ。
《しみず》多分そういう人の方が多いと思うよ。
《稲毛》そうかー。そっちの方が俺には難しいな、、
*クラッシュバンディクー:PlayStationの名作ゲーム。プレステ1の時から愛されている。絵柄がキャッチーで、これに興じる2人の呑気さが伺える。
1:30
《稲毛》終わった!これでどうかな?聴いてみよう。
《カーミ》いいと思う!
《ニシケケ・しみず》やっぱこれめっちゃいい曲だね。
《稲毛》確かに。この時点で良いと思えるのはとても良いなー!
1:40
それまでしみずのベッドで寝転びだらけきっていたカーミが自身の武器*フライングVを持つ。
《カーミ》よし、いけるわ。
《三人》頑張ってー
カーミ鬼の1テイクで終了。
しかし実はその裏でしみずが多くの切り貼り等の処理をしていた。
*フライングV:Gibson社による名ギター。ボディがアルファベットのVの形をしており、簡易的なギタースタンドでは支えられない。カーミは絶対に見た目で買ってる。そういうとこロックンローラーとして大切よ。大事にしてこっ?
2:00
《ニシケケ》カーミ遅刻を巻き返したね。すごいすごい!
《カーミ》うす!
《しみず》よし。ベース弾くかー。どうしよ、何も考えてないや。
しみずはヘッドフォンで聴きながら弾いていたため稲毛の耳にはしみずがベースを弾く生音しか届かない。
2:20
《しみず》歪んでる方がかっこいいな。よし完成!次歌!3時には終わろう・・・
《ニシケケ》しみずはなんでもできるなあ。
《カーミ》歌うかー。
もちろん家なので大きな声は出せないカーミ。*ウィスパーボイスでも最高のメロディーをかましてくれる。
*ウィスパーボイス:囁くような歌声。カヒミカリィが有名ですね。この声でカーミが唄ってても(そんなカーミ想像できない)良いメロディってことは相当だな…。
2:40
時間もあり次第に疲れていくみんな。それでも歌をとるカーミ。
《カーミ》こんな感じかなあ。
《ニシケケ》大丈夫大丈夫。もうできてきてる!
《カーミ》そうですね。よし!コーラスしみず頼むわ。
《しみず》え、俺!?わかったやるわ。
3:00
《カーミ》疲れで何が良いのか判断わからなくなってきた...
《三人》確かに。みんな疲れが見えるね。
《しみず》今ここで焦って作ると曲に良くないと思う。
《カーミ》そうだな。
《稲毛》次に回そっか....明日記事公開なんだけどな....
録音を止める稲毛。今まで3時間以上録音していたものが30秒程度しか録れていないことに気づく。
《稲毛》*心折れたわ....
《カーミ》今日は終わりにしよう。良さがわからなくなってくる。
さて今週末に迫ったナノボロフェスタ。2つの曲はどんなアレンジを加えられて演奏されるのか?飛び入りゲストは本当に来るのか!?
---俺たちの挑戦は終わらない!!
以下に曲の片鱗をアップロード致します。これが当日どうなるかお楽しみにしていてくださいね。
*心折れたわ:稲毛の心が折れたということですが、稲毛はそんなところを人になかなか見せない鉄仮面男子です。なので、相当苦労してできた傑作と期待してよいのでは!?↓で聴いてくださいね!!楽しみです!
《出演情報》
【ULTRA CUB 8/24 12:30~ Livehouse nano】
【nishikeke 8/24 16:05~ LIVE&SALON 夜想】
【ULTRA CUB × nishikeke 8/25 17:35~ Livehouse nano】
ULTRA CUB
2017年京都で結成。
同年1stminiALBUM「ULTRA YOUTH」発売。
活動開始から自主企画を東名阪で行う。
2018年からボロフェスタにホストバンドとして参加。
数度のメンバーチェンジを経て2019年 春よりGt/Voカーミタカアキ Dr/Cho稲毛僚也 2人での活動を開始する。
一生YOUTH、正義のロック。
twitter : @ultra_cub
nishikeke
谷川俊太郎×夏目漱石×ケミカルブラザーズ×菩薩をテーマに日々励む女子。
音楽家(トラックメイク/作詞作曲/編曲)。
エレクトロミュージックをメインに楽曲を作っている。
popな独自の世界観の中に優しさが散りばめられている。
2019年2月に8年続けたバンドMoccobondが散開。
vo.gt.synを担当していた。
HP : nishikeke.com
twitter : @KEKEKANO
ULTRA CUB × nishikeke コラボブログ 前半
【ULTRA CUB×nishikekeコラボブログ前半】
みなさま ご無沙汰しております。ULTRA CUBドラムの稲毛僚也です。
昨年に引き続き、ボロフェスタのホストバンドをやらせてもらっております。
今年のナノボロフェスタは僕らが中心となって2日間を盛り上げていこうという信念のもとに、縁が深いアーティストも数多く呼ばせていただいています。
さて、そんな中先日、ナノボロフェスタのタイムテーブルが公開されました。
みなさま?マークが頭に浮かんだかと思います。
そう。今年はULTRA CUBと去年一緒にホストバンドを過ごしたMoccobondのフロントマンnishikekeさんとコラボステージを展開します。
僕らULTRA CUBは去年の12月にギターのフジタが抜け、今年の4月にベースのジョーザキが抜けました。以降はサポートメンバーの協力を得て、ライブを続けています。
また、nishikekeさんは自身のバンドMoccobondが今年の2月に散開し、以降はソロでの活動に注力しています。
そんな2つのバンドが今年ナノボロフェスタでコラボステージを展開します。
崖っぷちに立たされた後、それでももがいた2つのバンドの生き様をぜひ見届けてほしいです。
今まさに楽曲制作をしておりますが、今回はブログ前半ということで、何故こうなったかの経緯や去年からどう過ごしてきたかを話してきましたのでまずはそれをブログにしようかと思います。
【去年のボロフェスタを終えて、今まで】
《稲毛》 まず、ULTRA CUBからギターを弾いていた藤田が抜けましたね。
《カーミ》 え?まじ?
《ニシケケ》 現実受け入れてないやん笑
《稲毛》 笑 そして3ピースなって春まで活動してきまして。今年のボロフェスタの会議が進み出して、ナノボロはULTRA CUBを中心に据えてブッキングや演出考えてみる?っていう話になってたんですね。
でもその時にベースのジョーザキが抜けるってことになって。
《カーミ》 そうね。
《稲毛》 まあでも、解散は絶対にないよねとは話していて。ただ、実際どう動いていくか話す機会は多かったですね。
《ニシケケ》 ふむふむ。
《稲毛》 そしてULTRA CUBを中心にするなら、コラボしてみたら?っていう案があって。その時に、去年一緒にホストバンドしてたニシケケさんとコラボしたら面白いかもという話になって。
《ニシケケ》 へえ!
《稲毛》 ニシケケさんは、Moccobondの時から、僕らとは全然違う音楽のアプローチをしてるのが面白いなと思っていて。その人と一緒になんか作れたら楽しいだろうなと。カーミはどう思った?
《カーミ》 自分にはない引き出しを持ってる人だなと。そしてニシケケさんと一緒にやることで、自身のレベルアップにもなるかなと思ったよ。
《ニシケケ》 感謝感謝。
《稲毛》 ニシケケさんは、去年のボロフェスタからどんな感じでした?
《ニシケケ》やっと今、自分の中で土から芽がでたかな。正直、絶望の淵にあった。
《稲毛》 そうなんですか?
《ニシケケ》今まで、年齢を重ねて各々の環境もある中で、売れるとか、結果をだすとかってことと向き合ってきた。そして、ボロフェスタのみんなの純粋なエネルギーで結束して動いているのをみて、メンバー各々の人生における音楽への歩調を合わせるのが困難になった。もちろん、ボロフェスタではめちゃくちゃいいライブをしたと思う。けれど、さあこれからどんなことをしようっていう想像ができなくなった。メンバー誰も率先して、売れるために頑張るっていうのがなくなっていた。ボロフェスタでの他の演者を見て、ミュージシャンはこうでないと続けていけないのではないかと考えるようになった。
今年の2月に散開して、その時はボロフェスタに全力で携わることは考えれなかった。けれど、当日はスタッフとして何か手伝おうとは思えていた。またあのスタッフたちに会いたいなんて思っていたら、もぐらさんから今年もよろしくって言われて。ULTRA CUBとも関われて。
また音楽をするまでに最低2年はかかると思っていたから、これも縁だと思ってやることを決めた。今は本当に音楽のことを信じてると言えるか、ずっと自問自答しながらも前を向いているなと思えるようにはなってきた。その間ずっと、勝手にULTRA CUB頑張れと思っていた。
《カーミ》 僕らはジョーザキが脱退した時は本当にバンドを続けていくモチベーションを無くした。ナノボロフェスタへの出演が決まってなかったら活動休止してたと思う。でもそんな暇なくて、無理やりバンドを続けてきたけど、今はとても楽しくて。
《ニシケケ》ボロフェスタの人たちって、活動休止とかメンバーの脱退とか関係ないでしょ。だって音楽やるんでしょ?的な背中の押され方されてるよね。
《稲毛》 本当にこの機会のおかげで僕らは続けられてると思います。
《ニシケケ》本当に感謝だよね。
【最初にお互いのデモ聴いた感想】
《ニシケケ》カーミ天才やな。以上。
《カーミ》 ありがとうございます笑 でも最初アダルトをテーマに作曲をするってなった時はやばかった。
《稲毛》 頑張って作ってくれたけどその曲はボツになってしまったね・・・
《ニシケケ》カーミはアダルトにはなれなかったってことやな。
《カーミ》 どうあがいても僕は僕でしたね。アダルトはニシケケさんに任せました。
《ニシケケ》結局、私も少年な曲で返してるけどね。
《稲毛》 これ失礼に聞こえたら申し訳ないんですけど、あの歌詞は自分から出てきたやつですか?
《ニシケケ》うん。なんで?
《稲毛》 あの最初の部分の歌詞、カーミも同じ歌詞書いてる曲あるんですよ。
《カーミ》 ニシケケさんの知らん曲で笑
《ニシケケ》あれは稲毛からのカーミへの異常な愛をテーマにしてるから。
《2人》 笑
《稲毛》 いや、本当にすごいなと思いましたよ。歌詞のセンス同じなんだなって恐怖すら感じました。
《カーミ》 確かに怖いな。
《稲毛》 そして結局カーミの曲のイメージは何になったの?
《カーミ》 まだ歌詞は全部決まってないけど、強いていうなら冒険かな。
《稲毛》 去年のナノボロのテーマだね笑
《カーミ》 まあ去年得た経験とか知恵を笑 でもボロフェスタっぽさを詰め込もうとはしてるかな。
・・・ 続く
前半はここまでです。冒頭にも書いた通り、作曲はまだ途中ですがとても良いものになりそうです。後半部では作曲してる様子を記事にしようかと考えております。
その時までお楽しみにしていただけると幸いです。
ありがとうございました。
《出演情報》
【ULTRA CUB 8/24 12:30~ Livehouse nano】
【nishikeke 8/24 16:05~ LIVE&SALON 夜想】
【ULTRA CUB × nishikeke 8/25 17:35~ Livehouse nano】
ULTRA CUB
2017年京都で結成。
同年1stminiALBUM「ULTRA YOUTH」発売。
活動開始から自主企画を東名阪で行う。
2018年からボロフェスタにホストバンドとして参加。
数度のメンバーチェンジを経て2019年 春よりGt/Voカーミタカアキ Dr/Cho稲毛僚也 2人での活動を開始する。
一生YOUTH、正義のロック。
twitter : @ultra_cub
nishikeke
谷川俊太郎×夏目漱石×ケミカルブラザーズ×菩薩をテーマに日々励む女子。
音楽家(トラックメイク/作詞作曲/編曲)。
エレクトロミュージックをメインに楽曲を作っている。
popな独自の世界観の中に優しさが散りばめられている。
2019年2月に8年続けたバンドMoccobondが散開。
vo.gt.synを担当していた。
HP : nishikeke.com
twitter : @KEKEKANO